年下男子は恋愛対象になりますか?
「由夏さん!」
少し経ってから聞こえた声は、心なしか焦っているような感じがした。
慌てて顔を上げると、そこには売店のトレイを持ってこっちに近付いてくる隼人君の姿。
トレイには飲み物が2つと大きめのポップコーン、スマホが置いてあるのが見えた。
「会えて良かったです。スマホ繋がらないのでちょっと焦っちゃいました」
「え!それはごめん」
私が電源を切ったあと、どうやら隼人君が電話してくれていたらしい。
スマホを鞄の中に入れてから行き交う人々を眺めていたから、隼人君が探してくれていたことに気が付かなかった。
私からは隼人君が見えてたけど、正確な場所を伝えないまま移動してしまったから、居る場所が分からなくて当たり前なのに。
「本当にごめんね」
「大丈夫です。こうして会えたんですから気にしないで下さい。スマホの電源、もう切ったんですか?」
少し経ってから聞こえた声は、心なしか焦っているような感じがした。
慌てて顔を上げると、そこには売店のトレイを持ってこっちに近付いてくる隼人君の姿。
トレイには飲み物が2つと大きめのポップコーン、スマホが置いてあるのが見えた。
「会えて良かったです。スマホ繋がらないのでちょっと焦っちゃいました」
「え!それはごめん」
私が電源を切ったあと、どうやら隼人君が電話してくれていたらしい。
スマホを鞄の中に入れてから行き交う人々を眺めていたから、隼人君が探してくれていたことに気が付かなかった。
私からは隼人君が見えてたけど、正確な場所を伝えないまま移動してしまったから、居る場所が分からなくて当たり前なのに。
「本当にごめんね」
「大丈夫です。こうして会えたんですから気にしないで下さい。スマホの電源、もう切ったんですか?」