年下男子は恋愛対象になりますか?
「夢だとしても隼人君に会えて嬉しい。このまま振られると思ってたから」

起きたら悲しくなると思うし、実際には会えないかもしれないけど、それでもやっぱり嬉しいよ。

「……何でそうなるんですか。俺は別れるつもりないですけど。というか、振られるとしたら俺の方でしょう」

これは私の願望?

「違うの?じゃあ、また会ってくれる?」

「そうですね。由夏さんが会いたいと思ってくれるなら、いつでも会いますよ」

ダメだ、嬉しくて泣きそう。

「こないだはごめんね。全部私が悪いのに嫌な言い方しちゃった。健太のこと隠してたのも、嘘付いたのも、隼人君に心配かけたくなかったからなの」

「いえ、あの時は俺の方こそすみませんでした。頭では分かってたつもりなんですけど、ついカッとなってしまって酷いことを言いました」

「ううん、隼人君が謝ることじゃないよ。私が好きなのは隼人君だけだから、これだけは分かってほしい」

「俺も出会った日からずっと好きなままですよ。あんなふうに嫉妬して、何日も連絡出来なかったなんてまだまだガキですよね」

おんぶされたままギュッと抱きしめる。

「夢ならさめて欲しくないな」

「それはどうでしょうね」

夢の中でも隼人君は少し意地悪で。
でも、笑ってくれてるような気がしたから嬉しかった。
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