年下男子は恋愛対象になりますか?
お風呂も入っていないし、メイクも落としていない。しかも身に付けているのはTシャツ1枚のみ。こんな酷い姿を隼人君に見られたなんて。

「もしかして、全く覚えてないですか?そうだとしたら本当にすみません。俺、酔っぱらってる由夏さんになんてこと……」

私が固まっていると、隼人君がその場でうなだれた。

手には二日酔いに効くドリンクを持っていて、近くには何かが入っているビニール袋が無造作に置かれている。

え、ちょっと待って!
隼人君のこの言い方だと、やっぱり夢じゃなかったってことだよね!?

気になることが沢山あり過ぎて頭が働かない。でも、大切なことだから確認しないと。

「えーと、その、最後までした……ってことであってる?」

「…………はい」

夢じゃなくて良かったという気持ちと、酔っぱらって済ませてしまったという後悔が複雑に絡み合う。

それに……

記憶では甘い時間を過ごしたはずなのに、目の前にいる隼人君はかなり落ち込んでるし、私が起きた時に家にいなかったのは何で?

「それで、その……あれから隼人君はどこかに出かけていて、今帰って来たんだよね?テーブルに置いてあったアレなんだけど、私さっき気付いたばかりで……」

「いえ。由夏さんがまだ起きそうになかったので、必要そうな物を買いにドラッグストアに行っていました。テーブルに置いてあったアレって何で」

話していた途中で隼人君が勢いよく立ち上がって、部屋の方に向かって行った。
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