年下男子は恋愛対象になりますか?
まただ。分かってるくせに、隼人君は私の口から言わせたがる。

「……昨日、1番だって言ったでしょ」

喧嘩した後に身体を重ねたからかもしれないけど、前より好きになっているのは自分でも気が付いていた。

「好きの気持ちが同じぐらいになった気がして嬉しいです。俺も由夏さんのことが大好きです」

そう言われた後にされた濃厚なキス。
頭がクラクラしてきて何も考えられなくなる。

「コーヒー淹れるので1杯だけでも飲んでいって下さい。そしたら車まで送りますね」

ギューっと抱きしめられた後に隼人君が離れた。私をソファーに座らせキッチンへと消えていく。この先のことも覚悟していたので拍子抜けしてしまった。

って、これじゃ私がしたかったみたいじゃん!
明日も仕事だから絶対ダメなのに。

「由夏さんは仕事終わってから家に帰らなかったんですか?」

カランコロンと氷のぶつかる音をさせながら、両手にアイスコーヒーを持って戻って来た。隼人君はいつも通りだけど、私の顔は多分まだ赤いまま。

「帰ってないよ。1人でショッピングセンターでフラフラしたり、映画見てたりした」

「えー、そういうのは俺と一緒に行きましょうよ。だから今度からはコレを使って下さい」

テーブルにマグカップを置いた後に、テレビボードの引き出しを開ける。そこから取り出した物を渡してくれた。
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