年下男子は恋愛対象になりますか?
朝ごはんを食べ終えてまったりタイム。
隼人君が食器を片付けてくれて、そのあとにコーヒーを淹れてくれた。

私が全部やるって言ったんだけど今度は隼人君が譲らなかったから、その間にメイクや髪のセットを終わらせた。

気合い入れすぎた気もするけど、隼人君の誕生日だしこれぐらいおかしくないよね。

「あ、そうだ。11時前にちょっと出てくるね。すぐ帰ってくる予定だけど何か欲しいものある?」

「……どこ行くんですか?」

「内緒」

隣に座った隼人君の視線が痛い。
気が付かないふりをして、マグカップに口を付ける。今は10時を過ぎたところ。

「俺も行きます」

「別に良いけどお店には入って来ないでね?」

あ、納得のいかない顔してる。
妥協したつもりなんだけどそうなるよね。逆だったら私も気になるし。

「予約していた隼人君の誕生日ケーキ取りに行くだけだよ。さすがにケーキは作れないと思ったから市販のにしたの」

「急いで出かける準備してきます」

「うん、ゆっくりで大丈夫」

段取り悪すぎるし、来年からはお店でお祝いする方がいいかも。

隼人君が洗面所に向かったのを確認してからとある物を取り出し、左手首に身に付ける。

ソファーに戻ってスマホを確認すると、ライブ仲間からグループメッセージが届いていた。数時間後、皆と隼人君が会うんだ。何か変な感じ。

「お待たせしました。何時頃に出ます?」

「んー、近いから45分ぐらいかな。ライブ仲間に返信するからちょっと待ってて」

皆は早めに行くみたいだけど、ライブ前にからかわれたくないからギリギリに行く予定。

「分かりました。って、すみません!左腕見せて下さい」

隼人君が急に大声を出した。いつか気が付くと思ってたけど、こんなに早いとは思わなかったよ。
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