年下男子は恋愛対象になりますか?
そのあとは、隼人君とフルーツ飴を作ったりして楽しく過ごしていた。連休最終日ということもあって、また金曜日にねって言って早めに帰ることに。

車を家の駐車場に停め、運転席のドアを閉めた時だった。1台の車が家の前で停まって、助手席の窓がゆっくりと開く。

「由夏ちゃん!」

そこに乗っていたのは菜穂ちゃんで、奥には旦那さんの姿が見えた。後部座席の窓はスモークガラスになっているから、他に誰か乗っているのかは分からない。

ここからは歩いて帰ると告げて助手席から降り、ゆっくりと走り出した車に向かって軽く手を振っている。

「菜穂ちゃん、どこかの帰り?」

菜穂ちゃんは昔から綺麗で、私の憧れの人。
着ている服や髪型も参考になる。

「うん。唯のことは両親がみてくれるっていうから、旦那と2人で夕飯食べてきたの。由夏ちゃんはデートの帰りかな?良かったらウチでお茶しない?」

「あー、お茶ならウチでしない?」

菜穂ちゃんとは話したいけど、菜穂ちゃん家となると気軽に行けないわけで。美樹からの情報だと健太は今日帰るらしいし。

まだこっちにいるのかな。
出来ることなら会いたくない。

「でも、遅いし迷惑じゃないかな?」

「ううん、ウチなら全然大丈夫!むしろウチがいい」

力いっぱいそう言ったら菜穂ちゃんが、あははと笑った。

「じゃあお酒とかおつまみとか適当に持ってくるね。あ、旦那に持ってきてもらっちゃおう。ごめん、ちょっと電話かけるね」

お酒とおつまみって、お茶じゃなくて飲み会じゃ?菜穂ちゃんは明日から仕事じゃないのかな。

って、そうじゃない。

「菜穂ちゃん、健太だけには頼まないで?お願い……!」

電話中の菜穂ちゃんに小声で話かける。

「由夏ちゃん、美樹ちゃんが持ってきてくれるって!これから佑介が健太のこと駅まで送るらしいよ」

どうやら美樹も菜穂ちゃんの家にいたらしい。
近いしさすがに車では来ないよね。大丈夫、健太には会わない。

菜穂ちゃんと美樹とウチでお茶することになったとメッセージで隼人君に伝えたら、女子会楽しんで下さいねと返ってきた。
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