年下男子は恋愛対象になりますか?
火曜日からも、仕事が終わってから隼人君の家に寄るようになっていた。作ってくれていた夕飯を一緒に食べて、他愛もない話をして帰る。その繰り返し。

美樹とカラオケ行った時もそうだけど、その時以上にパワーを充電している気がしていた。

そして週末の金曜日。
この日はお泊まりセットを持って隼人君の家に向かった。気まずくなる前みたいに、私専用ボックスを置いておくのもいいかもしれない。今度隼人君に聞いてみよう。

「隼人君、明日何時に帰るんだっけ?」

「……帰らないとダメですか?」

「ダメだよ。成人式には参加するって約束でしょ」

「こうして由夏さんとくっついていたいです」

私が食器を洗っている時、隼人君が後ろから抱きしめているのが日常になっていた。今日もそんな感じで後片付けを進めていく。

「帰ってきてからもできるでしょ?それと、明日からは私も東京に泊まるし」

「ライブ仲間の皆さんと女子会でしたっけ?楽しんできて下さい」

「ありがと。隼人君も楽しんできてね?」

「はい。明日、由夏さんと同じ時間に出ようと思っています」

明日からの3連休は、美樹と一緒に東京に行くことになっていた。今回女子会なのはたまたまで、隼人君に異性のライブ友達と会っていいか確認したら笑い飛ばしてくれた。

「お昼頃に出ようと思ってるけどいいの?」

「はい」

洗い物が終わって手を洗っていると、服の中に隼人君の手が入ってきて。リングホルダーに付いている指輪に触れてから、ゆっくりと胸へ移動していく。

「っ、隼人君」

「すみません、昨日までずっと我慢していたので待てません。嫌だったら振り払って下さい」

甘い声が思考を鈍らせる。
ベッドへと移動させられたと思ったら、優しいキスが全身に降り注がれた。
< 742 / 755 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop