年下男子は恋愛対象になりますか?
「じゃあね、気を付けて帰ってね」
「はい。由夏さんも」
私のスーツケースを隼人君が持ってくれていて、改札前で渡してくれた。隼人君の荷物は私と比べて少なく、大きめのバッグ1つのみ。
「……気が付いてると思うけど、美樹のことは気にしないで。いつもごめん」
「はは、大丈夫ですよ」
少し離れた場所から、美樹がこっちを見ているのは気が付いていた。前にもこんなことあったような。手を招いて呼ぶと、ニヤニヤしながら近付いてきて。
「邪魔しちゃってごっめーん」
隼人君がまたハハッて笑った。美樹も楽しそうで何より。
「そうそう、隼人君成人式なんだってね。おめでとう」
「ありがとうございます」
「美樹、そろそろ行こ。隼人君また連絡するね」
隼人君に軽く手を振って改札を抜ける。
階段降りる前に振り返ってみたら、まだ見送りしてくれていて目が合った。
胸の上に手を持っていって服の上から指輪を触る。
皆にからかわれる可能性も考えて、今日もリングホルダーを身に着けていた。これがあれば何があっても大丈夫。
◇
彩と晴香と合流してカラオケに向かったのが夕方。メッセージを確認して、隼人君がもうすぐ実家に着くことを知った。これから友達と遊びに行ったりするのかな。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎて、夜10時頃にカラオケ店を出る。このあとは晴香の彼氏が営むバーに行くことになっていた。
「あ。ねぇねぇ、勇太達もこれから合流するって。会場で仲良くなった子がいて、バーに連れて来たいって言ってるんだけどいい?」
私と美樹の前を歩いていた彩が足を止めて振り返る。私達3人の答えはもちろんオッケー。勇太達男性陣は今日、いつもと違うバンドのライブに行っていた。
晴香に勧められて頼んだチャイナブルー。
細長いグラスも色も何もかもが可愛い。4人席のテーブルには色とりどりのカクテルが並んでいる。
「こんばんはー。女子会楽しんでますか?これからは男子も混ぜて下さぁい」
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
陽気に入ってきた弘樹に、晴香の彼氏――北斗さんが微笑みながら声をかける。弘樹、勇太、蓮と順番に入ってきて、最後に入ってきたのは意外な人物だった。
「はい。由夏さんも」
私のスーツケースを隼人君が持ってくれていて、改札前で渡してくれた。隼人君の荷物は私と比べて少なく、大きめのバッグ1つのみ。
「……気が付いてると思うけど、美樹のことは気にしないで。いつもごめん」
「はは、大丈夫ですよ」
少し離れた場所から、美樹がこっちを見ているのは気が付いていた。前にもこんなことあったような。手を招いて呼ぶと、ニヤニヤしながら近付いてきて。
「邪魔しちゃってごっめーん」
隼人君がまたハハッて笑った。美樹も楽しそうで何より。
「そうそう、隼人君成人式なんだってね。おめでとう」
「ありがとうございます」
「美樹、そろそろ行こ。隼人君また連絡するね」
隼人君に軽く手を振って改札を抜ける。
階段降りる前に振り返ってみたら、まだ見送りしてくれていて目が合った。
胸の上に手を持っていって服の上から指輪を触る。
皆にからかわれる可能性も考えて、今日もリングホルダーを身に着けていた。これがあれば何があっても大丈夫。
◇
彩と晴香と合流してカラオケに向かったのが夕方。メッセージを確認して、隼人君がもうすぐ実家に着くことを知った。これから友達と遊びに行ったりするのかな。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎて、夜10時頃にカラオケ店を出る。このあとは晴香の彼氏が営むバーに行くことになっていた。
「あ。ねぇねぇ、勇太達もこれから合流するって。会場で仲良くなった子がいて、バーに連れて来たいって言ってるんだけどいい?」
私と美樹の前を歩いていた彩が足を止めて振り返る。私達3人の答えはもちろんオッケー。勇太達男性陣は今日、いつもと違うバンドのライブに行っていた。
晴香に勧められて頼んだチャイナブルー。
細長いグラスも色も何もかもが可愛い。4人席のテーブルには色とりどりのカクテルが並んでいる。
「こんばんはー。女子会楽しんでますか?これからは男子も混ぜて下さぁい」
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」
陽気に入ってきた弘樹に、晴香の彼氏――北斗さんが微笑みながら声をかける。弘樹、勇太、蓮と順番に入ってきて、最後に入ってきたのは意外な人物だった。