年下男子は恋愛対象になりますか?
「じゃあね、美樹。気を付けて」
「由夏もね。じゃあ、また」
翌日の夕方。駅の改札を抜け、一緒にいた美樹に声をかける。車が停めてある東口の駐車場に向かわなかったのは、隼人君と会う約束をしているから。
それまでどこで時間を潰すか考えていたら、ファストフード店の中に見覚えのある人達がいることに気が付いた。
会いたくなかった子達。
まさかこのタイミングで会うなんて――
「由夏ちゃんじゃないですか!偶然ですね!あの、こないだ会ったってこと松田瑞穂ちゃんに言ってくれません?信じてもらえなくて困ってたんですよ」
「わぁ、本当に隼人の彼女さんがいる!お久しぶりですー!」
手に持っていたスマホで美樹を呼び戻そうとしたら、聞き覚えのある声が降ってきた。ひと足遅かったようで、お店から出てきた男女が近付いて来ている。
昂輝君と、もう1人。
誰よりも会いたくなかった子。即座に笑顔を繕う。
「……どうも」
「隼人は一緒じゃないんですか?まだバイトの時間じゃないですよね?呼んでみたらどうですか?あ、でも昂輝君と一緒にいること内緒だったら困りますよね」
「それは大丈夫!」
「由夏ちゃん、一昨日の夜に俺と会いましたよね?」
軽く頷くと、昂輝君がガッツポーズをしてよっしゃって呟いた。あの子の方を向いて手を差し出し、財布から取り出したお金を受け取っている。
目の前で繰り広げられる嫌な光景。
それでも笑顔だけは意識した。あの子の前で隙だけは見せたくない。
「ちゃん付けなのに敬語なのウケるー」
「さん付けはダメって言われたから。ね、由夏ちゃん?」
「えー、隼人がさん付けで呼んでるからだったりして」
もうすぐ隼人君が来る。会わせたくないし、それまでに何とかしなきゃ。それと何で2人でこんな場所にいるんだろう。
「由夏もね。じゃあ、また」
翌日の夕方。駅の改札を抜け、一緒にいた美樹に声をかける。車が停めてある東口の駐車場に向かわなかったのは、隼人君と会う約束をしているから。
それまでどこで時間を潰すか考えていたら、ファストフード店の中に見覚えのある人達がいることに気が付いた。
会いたくなかった子達。
まさかこのタイミングで会うなんて――
「由夏ちゃんじゃないですか!偶然ですね!あの、こないだ会ったってこと松田瑞穂ちゃんに言ってくれません?信じてもらえなくて困ってたんですよ」
「わぁ、本当に隼人の彼女さんがいる!お久しぶりですー!」
手に持っていたスマホで美樹を呼び戻そうとしたら、聞き覚えのある声が降ってきた。ひと足遅かったようで、お店から出てきた男女が近付いて来ている。
昂輝君と、もう1人。
誰よりも会いたくなかった子。即座に笑顔を繕う。
「……どうも」
「隼人は一緒じゃないんですか?まだバイトの時間じゃないですよね?呼んでみたらどうですか?あ、でも昂輝君と一緒にいること内緒だったら困りますよね」
「それは大丈夫!」
「由夏ちゃん、一昨日の夜に俺と会いましたよね?」
軽く頷くと、昂輝君がガッツポーズをしてよっしゃって呟いた。あの子の方を向いて手を差し出し、財布から取り出したお金を受け取っている。
目の前で繰り広げられる嫌な光景。
それでも笑顔だけは意識した。あの子の前で隙だけは見せたくない。
「ちゃん付けなのに敬語なのウケるー」
「さん付けはダメって言われたから。ね、由夏ちゃん?」
「えー、隼人がさん付けで呼んでるからだったりして」
もうすぐ隼人君が来る。会わせたくないし、それまでに何とかしなきゃ。それと何で2人でこんな場所にいるんだろう。
