年下男子は恋愛対象になりますか?
昔からあの笑い方だったのかな。
小学生の頃とか絶対可愛かっただろうな。見てみたい。

「……今度の週末、隼人君の実家に行きたいかも」

「えっ、本当ですか!?」

シチューが入っている鍋を混ぜていた隼人君の顔がパァッと明るくなった。

「隼人君しばらくバイト入れてなかったよね?この機会に行くのもアリかなって。クロちゃんにも会いたいし」

「クロも喜びます!」

「時間ある時に、お家の人に予定聞いてみて?」

「分かりました!少し待っていて下さい」

ガスコンロの火を止め、リビングへと移動していく。そして、テーブルの上に置いてあったスマホを手にして、ベランダへと続く窓を開けていた。

電話している姿を眺めていたら、窓越しに目が合った。両手で大きな丸を作っている。どうやら許可がおりたらしい。

「実家に彼女が来るって嫌じゃない?」

「全然嫌じゃないですよ!むしろ嬉しいです」

「隼人君の部屋、片付いていそうだもんね。だから、そんなに余裕なんだ」

「物が少ないだけですよ」

隼人君がシチューをよそってくれて、それを私がリビングへと持っていく。あとから隼人君がスプーンを持ってきてくれた。

「緊張しない?」

「俺はしないですね」

「私の緊張って隼人君にうつるんだったよね?そのうち緊張してくるかもよ?」

「ははっ」

ご機嫌な隼人君と相談して、車じゃなくて電車で行くことになった。

先に電車に乗った隼人君と、私の最寄駅で合流する予定。すぐに見つけられるよう、一番前の車両に乗ろうと約束した。
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