彦星さまは会いたくてたまらない
「オマエさ、名前なんだっけ?」
名前を聞かれた。
私のこと、聞いてくれた。
それだけで
嬉しくてほっぺが緩んじゃう。
「姫野……衣織ですけど……」
「姫野はさ
俺が天文部の顧問になったのこと
不満なのかよ?」
うわっ。
変な勘違いをされてるよ。
「そっ、そんなわけ……
不満とかじゃ…なくて……」
目の前に
彦星さまと激似の先生がいて
かっこよすぎて
眩暈がするというか……
光彦先生と二人だけの時間が
幸せ過ぎて、
脳がぐちゃぐちゃのプリンみたいに
ドロドロというか……
ひゃぁぁぁぁぁ。
光彦先生を意識すればするほど
私の心臓が
バクバクって暴れだしちゃう。
落ち着け、落ち着け。
深呼吸。
吸って~ 吐いて~。