彦星さまは会いたくてたまらない


「オマエさ
 前世の俺を恨んでるとか?」



「僕にちょっかいを出すにも
 許容範囲超えすぎだよね?って話」


 

俺は、前世なんて信じてないけど

まぁ、形だけ謝って

教室に帰ってもらうか。




「前世の俺が
 本当にそんなことしたんなら
 マジごめんなぁ~」

 

「うわっ。
 心が全くこもってない」



「謝っただけいいだろ? 
 俺の記憶にないことなのにさ」



「まぁ、そうだよね。
 いっかいっか。それでいい。

 うんうん。
 相手、彦ちゃんだし」



なんだよ、凛空の奴。


急にニコニコ笑いを

浮かべやがって。




「魔王彦星のドS攻撃。
 
 久々にくらうと
 逆に嬉しくなっちゃうから
 不思議だなぁ」




能天気ウサギの

ピョコピョコトーク。



やっぱり理解不能だわ。

付き合ってらんねぇな。


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