彦星さまは会いたくてたまらない



俺はパンパンと手を叩くと


「はいはい。
 前世の作り話は終わり。

 先生をバカにしたいだけなら
 早く教室に戻れ」


凛空の背中を押した。




「そんな酷いこと言うと

 織姫から預かってきたラブレター
 渡さないよ」








「…………はぁ?」






織姫も存在してるのかよ?



オマエの脳内、ホント大丈夫?

脳神経外科、紹介してやろっか?





「彦ちゃんが
 この学園に来てから

 女の子に
 キュンキュンしたことない?」



この俺が

女子にキュンキュン??



あっ!!



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