年下の彼は、なぜだか私にZokkonです。
『ごめん。遅くなったから、今日は行けない。』
樹からのLINEだった。
無事だったんだとほっとしたのと同時に、どうしてこんなに遅くなったんだろう?って思った。
だけど、聞かない方が良い。
『良かった。私もさっきからもうすごく眠くて…』
そんな嘘を書いて送った。
『連絡が遅くなってごめんな。』
『気にしないで。じゃあ、おやすみなさい。💤』
私は素っ気なく話を終わらせた。
本当はどうしてこんなに遅くなったのか訊きたかった。
陽とどんな話をしたのか、どんなお店に行ったのか、訊きたいことはたくさんあった。
だけど、訊けない。
樹はもう陽のものなんだから。
私には関係ない。
再び、部屋着に着替え、ベッドに横になった。
樹からはその後返信がなかった。
おやすみの言葉もない。
もしかしたら、樹は思った以上に陽に惹かれてしまったのかもしれない。
お喋りが楽しくて、時間を忘れて話し込んでいたのかも。
何度も頭に浮かんだ笑顔の二人…
まさにあんな感じだったのかもしれないな。
(良かった……)
そう思うのに、なぜだか涙が流れていた。
あぁ、そうだ。
転んで打ったところが痛いからだ。
だから、涙が出るんだ。
無理にそう思い込み、私は固く目を閉じた。
樹からのLINEだった。
無事だったんだとほっとしたのと同時に、どうしてこんなに遅くなったんだろう?って思った。
だけど、聞かない方が良い。
『良かった。私もさっきからもうすごく眠くて…』
そんな嘘を書いて送った。
『連絡が遅くなってごめんな。』
『気にしないで。じゃあ、おやすみなさい。💤』
私は素っ気なく話を終わらせた。
本当はどうしてこんなに遅くなったのか訊きたかった。
陽とどんな話をしたのか、どんなお店に行ったのか、訊きたいことはたくさんあった。
だけど、訊けない。
樹はもう陽のものなんだから。
私には関係ない。
再び、部屋着に着替え、ベッドに横になった。
樹からはその後返信がなかった。
おやすみの言葉もない。
もしかしたら、樹は思った以上に陽に惹かれてしまったのかもしれない。
お喋りが楽しくて、時間を忘れて話し込んでいたのかも。
何度も頭に浮かんだ笑顔の二人…
まさにあんな感じだったのかもしれないな。
(良かった……)
そう思うのに、なぜだか涙が流れていた。
あぁ、そうだ。
転んで打ったところが痛いからだ。
だから、涙が出るんだ。
無理にそう思い込み、私は固く目を閉じた。