攫い


「えーそんな。俺だって暑いのに。それに冴ばっかり紅羽にパタパタしてもらってズルいよ」


「うるせぇ知るか!こーゆーのは早いモン勝ちなんだよ、残念だったな」




勝ち誇ったかのような冴と

それを見て悔しそうに笑う都。



気の置けない仲のふたりはいつもこんな感じだ。
それを見て、あきれる私もいつも通り。




すると、手に持っていた下敷きが、スッと無くなった。



< 10 / 136 >

この作品をシェア

pagetop