攫い
色素のうすい瞳と髪。整った顔。
優はこんな田舎には似つかわしくない、どこかアーバンな雰囲気を持っている。
そのせいか都会に憧れる年頃の女の子たちからは、いつもどこか恋心とは違ったまなざしを寄せられていた。
憧れってやつ?鑑賞的な。
なんでも他の男子たちとは別格らしい。
かくいう私もどうして優と親しくなったのか、慕ってくれているのか正直おぼえていない。
ま、幼稚園のころの記憶だし、そんなもんだよね。