S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

 その時。
 ひょい、と突然要さんが顔をだしたのだ。

「ただいま」
「要さん⁉ どうして!」

(夢にしては鮮明すぎる!)

 でも、要さんは夢でも幽霊でもなく本物だった。
 本物の要さんが私の目の前にいる。

 要さんは微笑むと、

「グループのヘリがちょうど関西に一機あったから借りた。じいさんに頭下げて」
「ヘリ? しかもおじいさまって……。そ、そんなこと頼んだんですか?」
「あぁ」

(そういえば、ヘリも持ってたな……北条グループは……)

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