S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~

 要さんは嬉しそうに笑ってから、私の背中に腕を回した。

「そんなことするなんて、まだ酔ってる?」
「もう酔ってない」

「……何かあったか?」

 要さんの声が直接耳の奥に届く。
 思わず首を横に振っていた。

「なにも」
「嘘はルール違反だって、分かってるか?」

「ぐぅっ……」

(相変わらず卑怯ですね⁉)

 そう思って私は唇をかむと、少ししてから口を開いた。

「……如月さんに告白、されました」
「あいつだけは潰すタイミングがなかったんだよな」
「はい?」

 意味が分からなくて要さんの顔を見ると、
 要さんは、それで? と続きを促した。
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