S系御曹司は政略妻に絶え間なく愛を刻みたい~お見合い夫婦が極甘初夜を迎えるまで~
そのまま要さんは、一緒に私の部屋まで送ってくれることになった。
部屋に着いたとたん、要さんはやけに性急に扉を閉めて、私にキスをする。
「んっ……」
そうしたあと、要さんは私を抱き上げ、部屋に敷かれていた布団に横たえる。
そのまま、もう一度キスされて、そのキスが首筋に落ちていく。
「……え、こ、ここでも勉強するんですか?」
「あぁ、だめか?」
要さんは自分のネクタイを引き抜きながら言う。
その姿がやけに部長のままで、でも男らしくて、おかしくなりそうなほどドキドキする。
「だ、だめじゃないけど……。でも、出張って、夜も仕事の延長って感じだから、うまく意識がわけられなくて」
「じゃ、俺は部下に手を出す悪い上司だな」
「そうですね」
要さんが笑って、私も微笑む。
それから額をくっつけて、要さんは私に意地悪く問う。
「俺はいろはに触れたいけど、いろははどうしたい?」
(なんですか、その質問!)