裏切りの果てに~ただあなたと胸を焦がすような恋がしたかった~
最後までバカにした態度、本当にこの人の心臓はどれだけ強いんだろう。


『祥子ちゃん。僕はね、君としてる時は本当に…ちゃんと祥子ちゃんを愛してたよ。その時だけはね。これからいろいろ大変だろうけど、病院を辞めても頑張って。ずっと応援してるから』


その言葉には1ミリも優しさなんて感じなかっ
た。


応援なんてされたくない。


私はこんな人を愛して、こんな最低などうしようもないクズに抱かれて幸せを感じていたんだ。


そう思うと身の毛がよだった。


バカな自分を…心の底から呪った。


寛也さんは、新川さんの肩を抱いて部屋を出ていこうとした。


この2人はこれからもセフレとしていやらしいことをするんだろう。


うっ、気持ちが悪い、吐きそう。


本当に…最低だ。


そう思うと、なぜか体が勝手に動いていた。


私は立ち上がって、寛也さんの頬を思いっきり平手打ちした。
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