感想ノート

  • 本能シリーズ第二弾、でしょうか(^。^)
    こちらは『本能レベルで愛してる』よりも少し大人びてますね。遺伝子αΩの設定は変わらず、ヒーローの熱い気持ちや、遺伝子とは関係なくヒロインだけを一途に深く愛するさまはとても好感がもてました。更に、αΩでの差別を嫌悪し、実父を排除(しきれてませんが(笑))する社会問題も描かれていましたね。ハラスメントのみならず、利権に固執する父たちなので、恐らくは金がらみの罪も犯してた事でしょう。
    今作は前半にある女中達の犯罪レベルのイジメも、父の罪も実際には何一つ罰を受けないので、少しモヤモヤは残ります。そしてもうひとつは、ヒロインの性格のせいか、後半、折角二人がうまくいったのに、ラストにかけての熱量が前作『本能レベル』よりもやや足りないように思えて。
    ラストの子供が産まれて3年後あたりはほのぼのはしてますが、夫婦二人の間に何か不思議な距離を感じました。舅への手紙の宛名が(相良)で、差出人が相良ではないから、でしょうか。少しの違和感が残ります。
    と、勝手な事をツラツラ書きましたが、この遺伝子設定シリーズは本当に面白くてお薦めですね!
    ありがとうございました。

    かしらぎ 2022/08/06 08:08

感想ノートに書き込むためには
会員登録及びログインが必要です。

pagetop