妖怪ホテルと加齢臭問題(天音と久遠)
その様子を見て、天音はひらめいた。

「うち、これから改装オープン
するつもりなんで、
従業員募集しているんです。

リッジモンドさん、どうですか?
うちにきませんか?」

天音は、くいっと顎をあげて、
久遠を見た。

恋愛運は悪いけど、
こいつをビジネスパートナーに
するのなら、最強かもしれない。
ヘッドハンティングだ。

「はっ?」
久遠は意外な提案に、天音を
見つめた。

「住み込みになるので、
セフレさんとは、なかなか会えないとは思いますが」

ついでに、
天音は、ビシッと釘を打った。

「お給料は・・・低いです。
でも、露天風呂は入り放題、
ご飯も食べ放題、晩酌つけます」

天音は、
そう一気に言って、はぁと息を吐いた。

冗談でも、NOだろうが。

久遠は、膝にあった本を閉じて、
天音を見た。

「俺が帰ったら「お帰りなさい」って、言ってくれるのかな」
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