こじらせ処女はイケメン御曹司で生まれ変わる
「こちらこそ、宜しくお願いします。この会社に来たばかりですから、いろいろと聞くと思います。」

「ええ。何でも聞いて下さい。」

私に力が入っているのを見て、宮下さんが私の顔を覗いた。

「やけに力が入ってますね。失礼ですが、大きなプロジェクトに参加するのは、初めてですか?」

「えっ……ああ、ここまで大きな案件は、初めてです。」

「そうでしたか。お互い、頑張りましょうね。」

「はい!」

馬鹿にされるかと思ったけれど、結構いい人?


「なーんか、俺とおまえは違うんだぞ発言?」

後ろから、西尾が入って来た。

「彼、前の会社でも、大きな案件ばかり任せられてたみたいよ。」

「どこで、そういう情報手に入れるの?」

「知り合いがね。彼の前の会社にいて。」
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