離縁するはずが、冷徹御曹司は娶り落とした政略妻を甘く愛でる
「まぁまぁ、副社長のことなんて気にする必要はないですよ」
岩木さんは忍さんの秘書のはずなのに、ずいぶんぞんざいな扱いだ。
長い間上條家に仕えているといっていたから、信頼の表れなのかもしれないけど。
「琴子さんは、副社長が働いている様子を見たくないですか?」
岩木さんの問いかけに「それは……」と少し考える。
「ちょっと見てみたいです」
好奇心が抑えられず正直に答えると、岩木さんが口角を引き上げた。
「では、副社長にばれないようにこっそり見に行きましょう」
忍さんの仕事の邪魔にならないように、遠くからそっとのぞくくらいなら大丈夫かもしれない。
そんな誘惑に負けてしまった。
エレベーターが到着したのは最上階。
一階のエントランス同様、ここも開放的で明るいスペースになっていた。
エレベーターホールの前にはカウンターと応接セットが置かれたホール。
会議室や応接室が続き、秘書たちのデスクが並ぶスペースの奥に執務室があるようだ。
岩木さんは忍さんの秘書のはずなのに、ずいぶんぞんざいな扱いだ。
長い間上條家に仕えているといっていたから、信頼の表れなのかもしれないけど。
「琴子さんは、副社長が働いている様子を見たくないですか?」
岩木さんの問いかけに「それは……」と少し考える。
「ちょっと見てみたいです」
好奇心が抑えられず正直に答えると、岩木さんが口角を引き上げた。
「では、副社長にばれないようにこっそり見に行きましょう」
忍さんの仕事の邪魔にならないように、遠くからそっとのぞくくらいなら大丈夫かもしれない。
そんな誘惑に負けてしまった。
エレベーターが到着したのは最上階。
一階のエントランス同様、ここも開放的で明るいスペースになっていた。
エレベーターホールの前にはカウンターと応接セットが置かれたホール。
会議室や応接室が続き、秘書たちのデスクが並ぶスペースの奥に執務室があるようだ。