イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!


「どうしたいんだ?椿」

「悪いけど。蔵木を殺す」

蔵木張本人が一番驚いている。

(いや、まさかな)


「お前、これが目的だったのか___!」

「悪い。蔵木」


「____!」

(だろうな……)

椿は、俺にとどめを指した。

そのまま地面に膝をつく。


「ガッハ」

俺はその場に血を吐いた。



「ルキーーーーーー!!!」

「ルキ兄さん!!!」


龍一、腠、サミルは俺に近づく。


俺の意識が遠のいっていった____。



微かに聞こえた、椿の声。

「吸血鬼はな、この世の必要ないんだよ!」


蔵木と椿は、声をあげて笑った。


それを聞いた途端俺の何かが正気が失った……。










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