イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!


めずらし……クラスメイトから話かけられるなんて。


美蘭も言う。

「行かなくってもいいのか?」

「いく。……行ってくる!」

「おう。いってら」


私は教室を後にして生徒会室に向かった。



その後ろで、クラスメイトの女子数名の声が聞こえた。

たぶん、美蘭に言ってると思うけど。

ちょっと……やだな。


「___原ちゃんって、モテるよね!あと、可愛いし!私も原ちゃんと友達になりたい!」

「うんうん!私も」

「それな!」

「美蘭ちゃん!どうしたらいいかな!」

「ええ……ーっとー……」



そんな会話を気にしつつ私は、生徒会室がある3階に向かった。


〈生徒会室〉

ガラガラっっ

生徒会室の中には、ルキさんがいた。

(良かった……あのまま、眠ったきりになったらどうしようかと思ったから)


私は、真っ先にルキさんのもとに行きハグをした。

みんなが見ている前で。

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