イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!


「ルキさん」

ルキさんは、私にハグを返した。

「原」

暖かい……ルキさんの温もり。


私は、気になることを聞いた。

「ルキさん?」

「なんだ?原」

「なんで、私を呼んだんですか?」

「原に1分1秒でも会いたいから」

「ルキさん__大好きです!」


「ごほん」

誰かが咳払いをした。

慶良さんだ。

「お前たち」


「!」

私は気づいてルキさんから離れようとしたけどルキさんがそれを止めた。

ルキさんはハグしたまま私を見て言う。

「___それもあるが、別件で来た」

私はルキさんにハグしたまま返答する。

「別件?……ですか?」

「ああ」

「?」

「蔵木達、天骸達が俺たちに襲って来ただろ?
あんなのまだ、可愛い方だった」

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