イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
「……そんな、ところじゃなかっただろ?」
「そうだな」
俺は、ルシラの頭を撫でた。
「ありがとな」
ルシラは照れた。
俺は微笑んだ。
すると、今度はミキラの番だった。
「原___」
「?」
「その___」
「へ?」
「悪かった。ルキに言われたと思うけど……」
「ミキラさん?私もう、気にしてませんよ?」
「じゃあ!」
「だけど。良いことをしていてください」
「ぷ」
俺は、それを聞いて笑った。
これがずーっと続けばいいな。
だが、もうひとつの危機も近づいてきていた____・・・・。
「ミキラ。俺はもう既に抜いているぞ?」
「けっ」