イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
私は、両親が眠る家に入って行った___。
荷物を整え家を出る。
「どこへ、行く。
3日も家に帰ってないみたいだったが。
まさか、羽咋の所にいるんじゃないだろうな?」
「……」
私は、黙る。
「待てよ?好都合だ。いいだろう……行け」
私は、家を出た。
ルキさんに言われたことをちゃんと守って。
龍一は、見えないところで待っててくれた。
ーお母さん、お父さん。待っててね。助けるからー
私は、そう心に秘めて唇を噛み締めた。