一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「違う違う。違います。疲れたとかじゃなくて。」
「本当に?」
叱られた子供のようにしゅんとしたままの店長。

「つい、見たことの無い店長の表情に・・・うれしくなって・・・力はいっちゃいました。」
恥ずかしくてうつむきながら言うと、店長は「あ~・・・」と手をつないだまましゃがみこんだ。

そんなに安心した?
と私も一緒にしゃがむと、店長はしゃがんだまま長い手で顔を隠すようにしながら
「俺の理性、これ以上刺激してくんなよ。公共の場だぞ?」
長い手の隙間から見えた店長の顔は真っ赤だ。

「ふふっ。店長、かわいいですね。」
思わずその髪を撫でたくなる衝動を抑えながら、店長の手をギュッと握る。
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