一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
「エプロンのお礼に、何か今日は手料理作ります。何がいいですか?」
「・・・何が得意?」
「それ、一番困る質問ですよ?」
「そっか。・・・・じゃあ・・・」

店長は少し悩んでから和食が食べたいと言った。

ずっと外食やコンビニのお弁当だった店長。
和食が恋しいらしい。

「了解しました。買い物して帰りましょう。店長の家ですけど。」
「・・・はぁ~俺、ダメだな。」
「え?」
「麻貴の前ではかっこつけたいのに、かっこつかない、無理だわ。」
誰も知らないような、私にしか見せてくれない表情があるのなら私は店長にとって”特別”になれたようでうれしい。
「どんどんかっこ悪いとこ見せてください。」
「え?」
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