一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
本当に店長は私が連絡をしたらすぐにかけるけてくれるだろうと、想像すると幸せな気持ちになる。

「よし、ついたー。」
私は店長から預かったカードキーで部屋の扉を開けた。

「番号、俺の誕生日だから。」
「え?」
「ここ、カードキーがなくても番号入力すると開けられる。」
「いつですか?誕生日。」
「5月31日」
店長の言葉に私は思わず足を止める。
「え?」
「なに?一緒?」
「私、6月1日生まれです。」
玄関のドアを開けて、靴を脱いでいた店長が私の方を見る。
「すごっ!」
店長も驚く偶然。
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