一夜がつなぐ運命の恋 ～店長の子どもを身ごもりました～

長い廊下の突き当りにオープンキッチンの広いリビング。

「家の中、見てみるか？」
店長はそう言って、荷物を雑にリビングに置くと、私が持っていた荷物も手に取り床に置くと私の手を握る。

店長はもう一度玄関の方に私の手をひく。
「玄関の横はここはクローゼットになってて、段ボールの山になってる。」
全体的に落ち着いたデザインの部屋。
ドアを開けるとそこにはたくさんの段ボールが積まれていた。
「荷解き、全然終わってないんだよ。」
店長の忙しさなら当然だと納得してしまう。

「次。」
店長は次々に案内をしてくれた。
クローゼットの隣はトイレ。そのまた隣は浴室。
反対側のドアを開けるとそこは広い寝室になっている。
寝室からはウォークインクローゼットにいけるようになっていて、そこにはたくさんの服やカバンがある。