一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
今日は黒のタイトなパンツにオーバーサイズの新作のシャツをあわせている。
やっぱり、おしゃれ上級者だなーと思いながら思わず見とれそうになるのをこらえる。

「朝便、何時に来る?」
店長は作業をしていた私のもとへ近付いてくる。
腕時計を見ながらいろいろと今日のことを確認していた。

「8時には来る予定です。」
「了解。それまで俺ができることは?」
「えっと・・」
「いつもこの作業、一人でやってんだろう。」
「え?」
図星だ。この時間の業務は私が負担するようにしている。
他の社員の家庭状況を考えても、負担を考えても、一人でできることなら私がやればいいと思ってしまう。
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