拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
緑色の腰に

紐がついているワンピース。

普通と言えば

普通なのかもしれないが、

普段制服しか見せていない

私には恥ずかしく思えた。

でも他はズボンばっかりだし、

デートだもんね……。

私はその服を着た。

「あら、デート?」

珍しい服を着ている私に

お母さんは聞いてきた。

「ショッピングモールに行くんだ。」
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