拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
私がそう言うと

お母さんはまたお小遣いを

渡してきた。

「いらないよ。

もう貰ってるし。」

するとお母さんは力強く言った。

「少しくらいなら

蓄えもあるし、

何より娘がデートですもの。

これでまたデートする

服でも買いなさい。」

今日買うってことは

磯崎の意見を聞けるのか。
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