エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
もちろん私のSPでなくなったら、今までのように会えなくなる。だけど住む場所が違えば、会える確率はぐんと減る。
そうなったら少しずつ静馬さんに対する想いも、消えていくのだろうか。今はこんなにも好きなのに……。
様々な思いが込み上がって目頭が熱くなり、慌てて顔を伏せた。
「お父様には申し訳ないですが、私は紅葉様に北海道へ行ってほしくないです」
「――え」
思いがけない話に彼を見ると、真剣な瞳を私に向けていて息を呑む。
「え、っと……どうして、ですか?」
震える声で聞くと、静馬さんは困ったように眉尻を下げた。
「どうしてだと思いますか?」
どうしてって……それは私が聞きたい。なぜ私の心を乱すようなことを言うの? 深い意味なんてないよね? 早くそう言ってくれなければ、自分にとって都合のいいように解釈してしまいたくなる。静馬さんも私と離れるのが寂しいと思ってくれていると。
「すみません、今のは忘れてください。……帰りましょう」
「え? あ……」
静馬さんはこれ以上なにも聞かないでくださいと言いたげに私を見つめてくる。話を終わりにされ、すぐに待ってくださいと言おうとしたけれど、言葉が続かなかった。
そうなったら少しずつ静馬さんに対する想いも、消えていくのだろうか。今はこんなにも好きなのに……。
様々な思いが込み上がって目頭が熱くなり、慌てて顔を伏せた。
「お父様には申し訳ないですが、私は紅葉様に北海道へ行ってほしくないです」
「――え」
思いがけない話に彼を見ると、真剣な瞳を私に向けていて息を呑む。
「え、っと……どうして、ですか?」
震える声で聞くと、静馬さんは困ったように眉尻を下げた。
「どうしてだと思いますか?」
どうしてって……それは私が聞きたい。なぜ私の心を乱すようなことを言うの? 深い意味なんてないよね? 早くそう言ってくれなければ、自分にとって都合のいいように解釈してしまいたくなる。静馬さんも私と離れるのが寂しいと思ってくれていると。
「すみません、今のは忘れてください。……帰りましょう」
「え? あ……」
静馬さんはこれ以上なにも聞かないでくださいと言いたげに私を見つめてくる。話を終わりにされ、すぐに待ってくださいと言おうとしたけれど、言葉が続かなかった。