エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 静馬さんは私と同じ気持ちじゃないかと。

 こうなったら静馬さんの好意に甘えて綺麗に着飾ってもらって、それで好きだって告白しよう。

 そう心に決めて美容室のドアを開けた。


「お待たせいたしました。大変素敵ですよ」
 
 静馬さんが用意してくれたのは、淡い黄色のシフォンAラインワンピースだった。腰にリボンがあしらわれていて、上品さを引き立てていた。

 他にも黒のクラッチバッグに、ピンヒールまで準備してくれていた。さらに着てきた服など一式は自宅まで送ってもらえるよう手配までしてくれていて、なにもかも完璧だった。

 着替えを済ませたら美容師さんによってメイクとヘアセットが施され、別人のように仕上げてもらえた。

「ありがとうございました」

「いいえ、とんでもございません。どうぞ素敵なお時間をお過ごしください」

 笑顔で見送られて美容室を出たものの、肝心の待ち合わせ場所がわからない。予定ではお互い用事が終わったら、連絡を取り合う話になっていた。

 急いでバッグの中からスマホを取り出してメッセージを送ろうとした時。
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