エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「はい。ありがとうございます」

「わかりました。上にもそのようにご報告をさせていただきます」

 それから木嶋さんはさっきまでとは違い、ちゃんと隣を歩いてくれた。後ろでついてこられるのは嫌だったけれど、隣は隣で緊張してしまう。

 そもそも父以外の男性とこうやって並んで隣を歩くのは初めてのこと。だからだろうか、こんなにも心が落ち着かないのは。

 変だな、私。木嶋さんはただ仕事として私の護衛についてくれているだけなのに、彼のいつもとは違う表情を見られただけで好奇心を駆り立てられ、もっと見たいと思ったり、隣を歩くだけで緊張したりするなんて。

 男性に免疫がないからだよね、きっと。

 そう自分に言い聞かせて父の入院する病院へと向かった。
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