エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「あの、決して変な意味で言ったわけではなく、そのほうが木嶋さんも仕事がしやすいと思ったまででして……っ!」

 必死に弁解していると、木嶋さんは口元を緩めた。

「もちろんわかっていますよ。さっきも言ったではありませんか? 純粋に思って言ってくださっていると前置きをして」

 初めて見る柔らかい表情に目が釘付けになってしまう。だって出会って三日、いつも木嶋さんは厳しい顔をしていたり、なにを考えているかわからなかったりと感情が読めなかったから。

 こんなにも柔らかい顔をできる木嶋さんは、どんな風に笑うんだろう。

 見てみたい気持ちが大きくなってジッと見つめていると、木嶋さんはいつもの真面目な表情に戻ってしまった。

「ではご自宅で護衛に当たる際は、家の中でさせていただきます。しかしご就寝中はさすがに家の中にいるのは問題がございますので、女性SPを配置させていただき、私は家の外で護衛に当たらせていただきます。それでもよろしいですか?」

 少しだけ違う一面を見られたと思ったのにと残念に思う。
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