エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「話が反れてしまいましたが、どうでしょうか? 私の作った料理でよろしければ食べてくれませんか? 正直、ひとりでの食事が寂しくて、一緒に食べてくれるとすごく嬉しいです」

 父が入院してからずっとひとりで食事をとっているけど、同じ味付けのはずなのにおいしいと感じない。それはきっと食卓に誰もいないからだと思う。

 誰かとテーブルを囲んで他愛ない話をしながらとる食事は、最高のスパイスだったんだ。

「どうでしょうか?」

 様子を窺うと、木嶋さんは口元を緩めた。

「大変でなければぜひお願いします」

 彼の答えを聞き、嬉しい気持ちでいっぱいになる。

「全然大変じゃありません! 木嶋さんの分も作らせていただきますね。あ、嫌いな食べ物や苦手な物、アレルギーがあったりしますか?」

「いいえ、とくにはございません。なんでも食べられます」

 それを聞いたら一気に頭の中に様々なメニューが浮かぶ。

「わかりました。じゃあメニューはお任せください」

「楽しみにしています」
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