エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 数日間、ずっと私に付きっきりで家にはほとんど帰れていないはず。一度誰かの護衛につくとこんな感じに日々を過ごしているんでしょ?

 その中で自分の身の回りのことをするのは大変なことだと思う。

「もしかして料理もなさるんですか?」

「紅葉様ほどではありませんが、多少人並みには」

 謙遜するけれど、きっと彼のことだ。料理も完璧で私より上手かもしれない。そう思うと安易に料理を作ると言ったことを後悔し始める。

「あの、自分から作ると言っておきながらあれですが、あまり味には期待しないで召し上がってください」

 急に自信がなくなって言うと、木嶋さんは頬を緩めた。

「申し訳ございませんが期待しますよ。それに私のために作ってくださったことがなにより嬉しいのでさらにおいしく感じると思います」

 ナチュラルにハードルを上げられたと思うのは考えすぎ?

「冷めないうちにいただいてもよろしいでしょうか?」
< 42 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop