エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
「誤解です。それに悪いのは木嶋さんではなく私なんです。……私に護衛をつけていただけるなんて身に余ることで慣れていなくて、後ろについて歩かれるのが嫌だと無理を言ったんです」

 私のせいで木嶋さんの仕事に迷惑をかけるわけにはいかない。

「木嶋さんは私のつまらない話に合わせて、笑ってくださっただけです。ですが久次さんにご迷惑をおかけしてしまうなら、私に護衛はつけてくださらなくて結構です」

 これ以上木嶋さんが私のSPとしてそばにいたら、また変な噂が飛び交うかもしれない。

 そうなったら木嶋さんに恩を仇で返すことになる。久次さんにだって悪い印象を持たれてしまう。

 それだけは避けたくて必死に言うと、久次さんは「ふん」と言ってソファの背もたれに体重を預けた。

「父さんの決定を俺が変えることなどできない。今後、行動には気をつけるように」

「はい。本当にすみませんでした」

 次に久次さんは木嶋さんを見上げた。
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