総長様は極甘な妄想を止められない
「私、何も持ってないよ。
剣崎君の好かれるようなとこ……」
「は?」
「可愛いとか女の子らしいとかオシャレとか。
女子高生必須のモテ要素……
全然ないし……」
「世間のモテ要素なんて、俺には関係ない。
俺は、自分の目に映ったものしか信じない」
「でも……」
絶対に釣り合わないと思うんだ。
暴走族の総長で、女子にも大人気
芸能界からスカウトされてもおかしくない
王子様フェイスと男らしさを備えた、剣崎君と
なんの可愛らしさも持ち合わせていない
平凡な私なんて。