総長様は極甘な妄想を止められない
「俺は桜井のことを
すごく尊敬してるんだ」
「私を…尊敬?」
どんなところが?
「車に押し込まれた彩芽を
助けようとしただろ?」
「あっ…うん」
「強面の男3人に立ち向かった。
それも、たった一人で。
ずっと言いたかった。
彩芽を助けてくれてありがとうって」
「あの時は、泣きじゃくる彩芽ちゃんを助けなきゃって必死で。
それ以外は何も、考えられなくなっちゃって」
今思えば、女一人で無謀だったよね?
私が飛び出す前に、警察に電話をしていれば
悪者3人も、捕まえられたかもしれないのに。