プリザーブドLOVE ~けっして枯れない愛を貴女に~
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その夜、海沿いのホテルで、田所と愛を交わした。
普段の優しい彼からは想像もつかない、飢えた獣を思わせる眼差しや若さに任せた性急な愛撫に、わたしは翻弄されつづけた。
そして、うわ言のように、杏子さん、愛している、と繰りかえしながら、彼が頂点を迎えたとき、これまで一度も経験したことのない激しい感情の波が押し寄せてきた。
わたしは自分でも気づかぬうちに涙を流していた。
田所はわたしの頬に唇を寄せ、そっと、その涙を拭ってくれた。
「もう……何があっても離さないから」