花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
よくよく考えてみたら、蓮に言われるままついてきたけど、今日のこれってデートじゃない?
しかも、泊まり……。
だけど、すでに三日連続で彼と一緒に寝てるから、なにも意識しなかったけど……。
ある意味強引な誘い。
過去にデートした相手だったら、車に一緒に乗るのだって拒否しただろう。
いや、絶対に拒否した。
蓮だから一緒にいるの?
やっぱり彼が特別?
でも、こんな短期間で人を好きになる?
考えれば考えるほどわからない。
ひとりで落ち着いて考えようとしても、脳内で蓮を想像して、今も彼がそばにいるような感じがするのだ。
「ダメだ。これ以上考えたらのぼせる」
お風呂から上がってバスローブに袖を通すと、髪を素早く乾かし、深呼吸してテントに戻る。
どうかさっきのことは突っ込まれませんように。
少し緊張した面持ちでソファに座ると、蓮がペットボトルの水をくれた。
「水分補給忘れずに。俺も入ってくる。眠かったら寝てていいよ」
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