花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
部屋から一歩も外には出られないけれど、身体は拘束されていない。
誰かが部屋にきた時にすきをついて逃げる?
でも、この屋敷の詳細がわからないのだからすぐに捕まるだろう。
だとしたら、やっぱり窓しか逃げられないのかな?
夜が明けたらもう一度確認してみなくては。
水の中に飛び込めば、通った船に助けてもらえるかもしれない。
ベッドに腰掛け、テレビを観ながらそんなことに考えていたらテラスのある窓の方からコツンという音がした。
石かなにかがぶつかったような音だ。
いったいなに?
窓を開け、テラスに出て周囲を確認したら、敷地内に蓮と浩ちゃんがいて驚いた。
「……蓮、浩ちゃん」
助けに来てくれた。
ポツリと呟いたら、黒服の男が現れて蓮たちの方に向かう。
大丈夫なの?
ハラハラしながら連と浩ちゃんを見守っていたら、蓮があっという間に黒服の男を倒した。
……蓮って本当に謎めいてるよね。
< 210 / 251 >

この作品をシェア

pagetop