花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
ベッドから起き上がると、窓の方に行ってカーテンを開けた。
目の前は海か川で水面が街灯に照らされて光っている。
窓を開けるとテラスになっていて外に出た。
中華風というよりはどこか洋風の屋敷。
多分ラドクリフの別荘なのだろう。
周囲は静かで少し離れた場所に港のようなものが見える。
日本じゃない雰囲気のような気もするが、外が暗くてなんともいえない。
ここは三階だろうか。
水面まで結構高さがある。
ここから逃げるのは無理だろう。
私が誘拐されたことに蓮は気づいているかもしれない。
だとしたら、彼が助けに来てくれるかも。
いや、それを当てにしちゃだめだ。
自分で逃げる方法を考えよう。
部屋の中に戻ると、なにがあるか調べた。
ゲスト用の部屋なのか、テレビ、バスルーム、トイレ、それに冷蔵庫もある。
テレビをつけると、中国語が聞こえてきて少し日本ではないんだと実感した。
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