花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
浩介の部下の報告では、花音はディランの別荘に連れていかれたらしい。
台北の郊外にある淡水は、淡水河の河口にある街で『台湾のベニス』と呼ばれる風光明媚な場所。
だが、今は深夜を回っていて港と河、それに海があることしかわからない。
「あれがラドクリフの別荘のようだ」
浩介がスマホの地図を見ながら五十メートルほど先にある三階建ての洋館を指差す。
ディランの別荘は河沿いにあって午前一時を過ぎていたが、煌々と灯りがついていた。
浩介の部下が別荘の近くに車を停め、俺たちはまず車内から様子を探った。
「ここにいるのは確かなんですか?」
浩介に確認すると、スマホの画面を操作してある画像を俺に見せた。
それは、ディランに抱き抱えられて別荘の玄関に入る花音の写真。
「一時間前に撮った写真だそうだ。部下の報告通り薬で眠らされてるな。羽田空港でも意識がなかったってことは祖父になにか薬を飲まされたんだろう」
台北の郊外にある淡水は、淡水河の河口にある街で『台湾のベニス』と呼ばれる風光明媚な場所。
だが、今は深夜を回っていて港と河、それに海があることしかわからない。
「あれがラドクリフの別荘のようだ」
浩介がスマホの地図を見ながら五十メートルほど先にある三階建ての洋館を指差す。
ディランの別荘は河沿いにあって午前一時を過ぎていたが、煌々と灯りがついていた。
浩介の部下が別荘の近くに車を停め、俺たちはまず車内から様子を探った。
「ここにいるのは確かなんですか?」
浩介に確認すると、スマホの画面を操作してある画像を俺に見せた。
それは、ディランに抱き抱えられて別荘の玄関に入る花音の写真。
「一時間前に撮った写真だそうだ。部下の報告通り薬で眠らされてるな。羽田空港でも意識がなかったってことは祖父になにか薬を飲まされたんだろう」